最近は高校受験の際に面接を行うことが多いよね。
私なりの回答のコツと家庭で出来る対策アイデアについてまとめてみたよ。
高校受験の面接で面接官が何を見ているのか?
高校受験の面接で、自己PRや志望理由は必ず聞かれる質問です。
面接官はこれらの質問から次の事を見ています。
- 自己分析と自己表現ができているか
- 学校の方針に合った生徒なのか
- 入学に対する熱意がどれだけあるのか
一つずつ詳しく見てみましょう。
どうして自己分析や自己表現が大切なの?
自己PRや志望理由を聞くことで、自己分析ができているか自分の言葉で話しているのかどうかを面接官は見ています。
自己分析は、勉強したり進路を決めたりするうえで重要な能力となり、学校生活にも影響します。
また、自己表現は限られた面接時間の中で人間性を確認できる部分だからです。
学校の方針に合った生徒が必要なの?
どのような高校でも教育方針が定められていて、学校はその方針に沿って教育をおこなう必要があります。
例えば、部活動を活発に行いたい高校に部活動に所属する気の無い生徒を入学させたいとは思いませんよね。
方針通りに高校を運営していくためには、当然それに合った生徒が多い事が必要です。
入学時に方針に合わない生徒は受け入れたくないのが本音になります。
もちろん、面接のみで全てはわかりませんが、合格ラインぎりぎりの合否判定としては優劣の判断にはなるのですね。
熱意がある生徒が増えるとどうなる?
誰だって、「どうしてもこの高校へ入学したい」という熱意を持った生徒を入学させたいですよね。
当然、入学すれば勉強や部活などを精力的に行う可能性が高いですし、そのような生徒が増えれば、学校がより活発になります。
そうなることを学校側は期待しているんですね。
▼ 入試対策にはこちらの記事も見てね ▼
何を聞かれるのか分かったら対策を考えよう
面接で面接官がどんなことを確認したいか分かりましたから、受験時に押さえたいポイントを考えていきましょう。
重要なポイントとなるのは以下の5つです。
- 自分の言葉で話す
- できるだけ具体的なエピソードを交えて話す
- 「しっかりやりました」「きちんとできました」など、抽象的な言葉は避ける
- 志望校の教育方針・校訓・校長先生の言葉などを確認しておく
- 学校の求める生徒像とあなたの考えや性質が一致していることを説明する
言葉で書くと簡単に聞こえますが、実際にやってみると難しいです。
中学校でも面接の練習などをすると思いますが、家庭でも出来る対策もしてみましょう!
よく聞かれる(質問される)内容と回答のコツは
まずは、よく質問される内容をまとめておきます。
- 志望動機について
- 高校でやりたいこと
- 中学校で力を入れたこと
- 将来の夢について
- 自分の長所や短所について
- 最近のニュースについての話題
これらの質問に対する回答は事前に考えておくと焦らずに済みます。
また、回答を全て暗記する必要はありません。
話したい事を全て暗記したのに想定外の質問が来たりするとアタフタしちゃうよ。
どんなことを話すようにするか項目を覚える程度にしておこう。
面接官は質問に対する回答そのものを評価していませんから、自分の考えを簡潔に分かり易く伝えられるようにする事が大切です。
回答のコツとしては次の事に気を付けると良いです。
- 始めに回答を簡潔に述べる
- 回答に対する補足や説明があればそのあとにする
- 語尾の言葉はしっかりと聞こえるようにする
これだけで、スッキリとまとまった答えになるはずです。
例を挙げてみるとこんな感じでしょうか。
【質問】
わが校を志望した動機を教えてください。
【回答】
はい。○○高校が英語の教育を重視しているからです。
私は将来海外で仕事をするのが夢なので、そのために有利だと考えました。
回答の内容よりも、しっかりと伝える事が出来るか試されています。
語尾の言葉が聞こえないと面接官にモヤモヤを残す事になりますから、少し強めに声を出す気持ちで伝えると印象が良くなりますよ。
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家庭で出来る面接対策のアイデア
ここからは、具体的に我が家の受験対策として行った対策を紹介していきます。
なお、実際の面接形式での練習も非常に効果のある対策ですがここではそれ以外の対策アイデアを紹介しますね。
身だしなみには普段から気を付けよう
「学校の求める生徒像」を想像してみましょう。
寝ぐせがあったり、汚れた制服で登校する生徒が求められているとは思いませんよね。
個性が許容される世の中にはなってきましたが、好感が持てる生徒像は昔からそれほど変わっていません。
服装や髪形に乱れがなく、清潔であることが求められるでしょう。
これらの事であれば家庭でも十分対応できますから、普段から注意しておくことが受験対策となります。
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朝の挨拶を大きな声でやってみよう
面接で話したい事をしっかり準備していても、声が小さくて面接官に聞こえないと意味がありません。
しかしながら、中学生になって急に大きな声で話すようになるのは難しいです。
また、人前で話すのは苦手な生徒も多いでしょう。
そのような場合でも、面接時での最初の一言を少し大きめの声ですることでその後の応対での声が大きめになります。
ほんの少し大きな声になるだけで、面接官の印象は大きく変わります。
面接時の初めの一言は挨拶ですから、この挨拶を大きくはっきりとした声で出す事が大切です。
その為に、家庭では毎日の朝の挨拶をかかさずするようにしてみましょう。
受験する高校の事を良く調べておく
面接での質問に受験する高校についての質問をされることがあります。
高校の歴史(沿革)や方針、校長の挨拶などに一度は目を通しておきましょう。
高校見学の際に入手できるパンフレットやインターネットで情報は簡単に取れると思います。
ニュースを見るようにしよう
最近では面接の質問で、最近のニュースについての事を聞かれることもあるようです。
大きな話題(ニュース)について質問されますから、新聞なら1面の内容については知っておきたいところです。
新聞を購読していなければ、ネットやテレビでも良いですから少し見せるようにしてみましょう。
また面接対策ですから、ニュースについての感想や自分の考えなどを聞いたりします。
もちろん、親の方から自分の考えを伝えることも勉強になります。
簡潔にまとめて話す手本になるようにすると非常に良いですね。
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丁寧語を使えるようにしておく
中学生になるとたいていは丁寧語を使えるようになっていると思います。
しかしながら、とっさに普段の言葉使いになってしまうこともあるでしょう。
出来るだけ、面接官の印象が良いままで面接を終わらせたいですから、最後まで丁寧語で話せるようにしておきたいです。
なかなか日常の全てにおいて丁寧語で話すのは難しいのですが、学校の先生や近所の方と話す機会を増やしたり、電話の対応をしてみたりすると良いと思いますよ。
全てを出来なくても一つずつやってみる事が大切だよ。
直接勉強を教える事が出来なくても、親として協力出来る事をやってみてね。
▼ こちらの記事も併せて参考にしてみてね♪ ▼
高校受験面接対策 まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、高校入試の際の面接対策について考えてみました。
実際に、面接形式で練習する事も大切ですが、他にも家庭で出来そうな対策がある事がわかっていただけたと思います。
本当の自分を隠してまで高得点を狙う必要は無いと思いますが、つまらない失敗で減点は防いであげたいと思いますよね。
家庭でのちょっとした工夫でそれを防ぐことが出来るかもしれませんから、是非今日から試してみて下さいね!
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