100点満点って取れたら気持ちが良いよね。
子供達は憧れることの一つなんだろうけど、良い事ばかりじゃないと思んだ。
今回は、そのことについて考えてみたから参考にしてみてね。
テストの点を取ることにこだわり過ぎていませんか?
何のために勉強しているかを聞くと、「テストの点を取るため」や「成績を上げるため」と答えるお子さんや父兄さんが多いです。
確かに、現在の教育のシステムではテストの点数を取る事は非常に重要ですよね。
でも、何の為に勉強するのかは修正が必要です。
勉強はテストの点を取る為にするのではありません!
点数を取るために勉強してもお子さんの長い人生に対して良い効果は少ないと思います。
何の為に勉強するかは、大人でもなかなか明確な答えを持っていないかもしれません。
私は、「得意な事を伸ばすため」に勉強しているのだと考えています。
私の示す勉強は、机に向かうような勉強だけではなく運動や芸術も含む勉強です。
運動や芸術も勉強! 得意な事を伸ばそう
これらの事柄には学校で評価が付きますから、自分にとって何が得意で何が不得意かわかります。
その方法の一つがテストであり、その点数から自分の実力を把握できるのです。
当然、他人との点数の差が気になるところですが、自分の中の得意と不得意を見つけるのが第一です。
その中の得意を伸ばしてあげるのが主目的ですから、点数そのものにこだわり過ぎる必要は無いのです。
テストは自分の得意と不得意を見つけるツール
次からは、私が考える「100点がなぜ不要か」について5つの理由を紹介していくよ。
私が100点満点は不要と考える5つの理由
テストは自分の得意と不得意を見つけるもの
先程も書きましたが、テストは自分の得意と不得意とを客観的に評価できる一つのツール(指標)です。
これは、各教科間でも評価できますし、教科内での内容についても評価ができます。
良く子供達が話している会話で「私は国語は点数良いんだよね」などと聞きますが、まさにそれを表してくれています。
私自身は、他人との比較で自分の能力を測るのは間違っていると考えていますが、テストの点数が平均点以上などの目安は誰にでも分かり易い評価です。
この目安は子供達も把握し易い事から良く利用していると思います。
やる気の出る方向にこの目安を利用できるのであれば大いに利用すべきです。
平均点はあくまでも目安
モチベーションアップにつながるならどんどん利用しよう
また、テストの内容から「漢字の間違いが多かった」「図形がわからなかった」などの問題点も把握しやすいですよね。
逆に「割り算が全部できた」など得意な部分もわかります。
良い所は自信につなげ、悪い部分は復習するなどの対応がし易いのもテストの魅力の一つですよね。
これらの理由から自分の得意と不得意を見つけ出せることがテストの最大の目的だと考えているんです。
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100点を目指す事が大切 100点のテストはその結果
100点満点は素晴らしい事ですが、あくまでも結果の一つです。
最も素晴らしいのは、100点を目指す事の姿勢であり、更には継続する努力なんです。
努力を続けられる環境にすることが最も大切な事
努力した上で点数が上がったことを褒めるべきであり、努力をせずに取れた高得点を褒めるべきではありません。
逆に言えば、努力しても点数が悪かった時には褒めるべきです。
努力したことはしっかりと評価して、その努力の方法が悪かったのであれば修正してあげて欲しいと思います。
100点を取ると次目指すところを見失い易い
勉強のできる子に多いのですが、常に高得点を取ってしまうと安心し易い事がリスクです。
また、100点を目指していると100点を取ってしまった達成感で次の目標が無くなってしまうのも問題です。
勉強とは、自分の能力を伸ばすことが目的ですから、テストの100点よりももっと上の領域があるはずです。
達成感で努力が途切れてしまうのは避けるべき
ここへ到達しようと更なる努力ができれば良いのですが、子供のうちからそれができることは非常にまれです。
ですから、100点を取る必要性は低いのだと考えているんです。
テスト直しの時間が暇な時間になってしまう
小学校や中学校だと、テストの解答について説明する授業が設けられることが多いです。
また、一部でテストの間違ったところを宿題に出すこともあるでしょう。
100点を取ってしまうと、この授業については暇な時間になってしまいますよね。
限られた時間を有効に使える事が大切
確かに、自分は分かっていたのですから仕方のない事です。
復習の一つとして授業を聞く事になるので全く効果が無いわけではありませんが、どうしても効率は悪くなってしまいます。
間違ったところをしっかりと聞き、直すという緊張感があった方が時間を有効に使えると思います。
人生に100点なんて無い
最後は哲学的な理由になりますが、人生には100点何てありえません。
そもそも、点数なんて付く事もありません。
ですから、小さいうちから「良い点を取る」「100点を取る」ということに慣れてしまう事は必ずしも人生に役立つやり方ではないのです。
点数で評価できない事はたくさんある
100点という目標に向かって努力することは非常に大切ですし、目標と作ってそこに向かう姿勢を体に染み込ませることは素晴らしい事です。
この部分は、十分に人生に役立つことになると思います。
ですから、100点満点にこだわったり高得点だけを褒めるようなことは不要なのです。
私が考える5つの理由を紹介してみたよ。100点が取れたら褒めてあげて良いんだけど、点数そのものを褒めないように注意してね。
100点満点は必要ない まとめ
今回は、私が考える『100点が必要ない理由』を紹介してみました。
勘違いして欲しくないのですが、100点を目指す事は大切な事で、その上で取れた100点は非常に貴重なものです。
しかし、100点だけが尊いものになって欲しくないのです。
テストは実力を測るものであって、その点数で満足するようではいけません。
逆に点数が低いからと言って過度に悲観しても仕方がありません。
自分の実力を把握して、より良い方向に向かう事ができるようにしたいものですね。
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