幼児期は勉強不要? お手伝いに時間を使ってみよう

幼児教育
むーみ
むーみ

幼少期に学習ってどんなことをさせているのかな?

私は、お手伝いをさせれば十分だと思ってるんだけど、その理由をまとめてみたよ。

みんなが幼児期にさせている学習は?

幼少期にさせたい学習として、人気なのは幼児用の学習教材ですよね。

手軽に様々な事が学習できるので、利用されている方も多いと思います。

ある調査では、幼児期にかかる学習活動の平均月額は3,000円程度だそうです。

なお、幼児期とまとめていますが、3歳児と6歳児では状況が大きく異なり、6歳児にかけている学習活動の費用は月額4,300円になります。

また、幼児期に家庭で学習する教材として最も利用されているのは絵本で回答者の約50%が利用していると答えています。

さらに、気になる通信教育は回答者の約25%が利用され、幼児向け雑誌も25%程度利用されているようです(共に複数回答)。

以上の結果から、6歳児になると通信教育や幼児向け雑誌による学習を利用している人はかなり多い事が読み取れます。

幼少期に鍛えたい能力は

非認知能力

あまり聞きなれない言葉ですが、非認知能力という言葉を知っていますか?

実は幼児教育では最近流行の言葉なんです。

非認知能力という概念は、米国の経済学者ジェームズ・J・ヘックマンさんが初めて提唱したものです。

知識を得て活用する「認知能力」に対して、テストで点数化、数値化することが困難な力です。

平たく言うと、コミュニケーション力や共感力、忍耐力、自尊感情、意欲などがよく挙げられます。

これらの能力は、幼少期に育んでおくべきものだそうです。

能力の有無が既に小学校の学習効率などに係わってくると言われています。

▼ 非認知能力に関する記事も参考にしてみてね ▼

運動能力

運動神経という言葉を皆さん使いますが、実際にはそんな神経ありません。

運動には、様々な筋肉を同時に適したタイミングで動かす必要があります。

これが上手に出来ることが運動能力となります。

運動の出来る子は、自然にそのタイミングを掴んでスムーズな動きができます。

5歳で二重飛びが出来ました(1回だけですが)

しかし、出来ない子は一つ一つの動きを意識して動かす必要があり、ちぐはぐな動きになるのです。

この能力もやはり幼少期に鍛えるべき能力です。

自然と脳から命令が出るようにするには、反復練習も必要です。

縄跳びなどが効果的と言われていますが、幼少期に十分に反復練習をしておく必要があるんだと思います。

また、体の柔軟性も幼少期の方が育みやすいです。併せてストレッチなども組み合わせると良いと思います。

感覚能力

バランス感覚などの感覚神経も幼少期に育みやすい能力です。

なお、運動能力と同じ部分もありますが、ここでは別の物としています。

物を触った感覚なども鍛え方によっては普通と違うものになるようです。

しかし、得られる能力は無限にありますが、出来る事は限られています。

何が本人の役に立つのか見極める力が必要です

また、絶対音感は6歳までに鍛えないと身に付ける事が出来ない能力だと言われています。

それでも、全ての子に絶対音感が得られるわけではないそうです。

聴力も感覚神経の一つですから、これらの感覚を鍛えるのはやはり幼少期なのでしょう。

音楽家にする必要がなくても、音楽を聴く力や歌う力などは幼少期に鍛えておくべきでしょう。

むーみ
むーみ

私は絶対音感の事はわからないから、非認知能力と運動能力を育てるようにしているんだよ。

絶対音感の代わりに、リズム感覚は育むようには気をつかってるよ。

では、お手伝いをさせるのはなぜか

ここまでで、幼少期に行われている学習の実態と育てたい能力について紹介してきました。

絵本と読んだりする事は本当に大切なことですが、わざわざ通信教材を使用してまでやらせる必要があるとも思えません。

通信教材の中でも、やる気を育てるように作られているものもあるのですが、結局は親の係わり方が重要であり、それに勝るものはないのです。

ですから、私は子供達にお手伝いをさせるようにしています。ここからは、その理由とやらせ方のアドバイスを紹介していきます。

お手伝いから親子のコミュニケーションが深まる

幼少期にお手伝いをさせる事は、親にとっては負担が増える事になります。

当然上手に出来るわけではありませんし、教える手間も増えるからです。

しかし、教える手間や手直しから親子のコミュニケーションが生まれるのも事実です。

「こうやったら上手に出来るよ」「今度はこれやってみようか」こんな会話が子供達のやる気を育てていきます。

いつの間にかこんなことができるようになったんだなと成長を喜ぶ時間もあり、もっとコミュニケーションが深まる一つのきっかけになるでしょう。

役割を持つことで自己を強く認識できる

家族の中で、自分の役割を持つようになるとそれが自信の一つになります。

自信が次のチャレンジへの原動力になり、他のお手伝いもやってくれるようになるかもしれません。

非認知能力にもありましたが、適度な自信がその後の人生に良い効果を与えることになります。

お手伝いをすることで自信を持てるのですから、非常に良い効果が生まれると思います。

少し時間がかかっても家事が一つ終わる

通信教材は、買って与えて終わりという親御さんも多いです。

実際、仕事や家事で忙しいですから、その気持ちもわかります。

通信教材をやらせることで、何か仕事が終わるのなら良いのですがそんなこともないでしょう。

でも、お手伝いは違います。

一緒にやる事で少し時間がかかってしまいますが、家事の一つが終わるのです。

その間は、子供と一緒の時間であり、その時間を子供も喜ぶでしょう。

お手伝いをしながら今日の出来事などを話しても良いと思います。

むーみ
むーみ

コミュニケーションが色々な事に関係しているのはみんな体感しているよね。

だから、親子のコミュニケーションが大切なんだよ。

幼少期に手伝う子は大きくなっても手伝ってくれる

幼少期から(楽しく)お手伝いをしておけば、大きくなってからも手伝ってくれますよ。

直接的な学力とは関係ないかもしれませんが、幼少期に手をかけた分楽できるのを実感できるじかんですよね。

小さい子にはこんなお手伝いアイデアを使ってます

洗濯物を干す角ハンガーには番号をつける

番号を書いた角ハンガー

自分の着た洋服などを自分で干すようにしてみると良いです。

角ハンガーを使用した方が、小さい子には作業しやすいと思います。

上の写真のように洗濯バサミに番号を書くなどしてあげるとどこに干したら良いのか分かり易くなります

数字に触れる機会にもなりますから、それだけでも勉強になります。

何をどこにかけたらやり易いのかなど、自然に考えられるようになると知能としてはかなり育っています。

教えてしまうとそこで終わりになってしまいますから、少し注意してみると良いと思います。

テーブルを拭くなら二度拭きをさせる

テーブルを拭くのも簡単なお手伝いの一つです。

食事が終わった時の片付けでは、幼少期にやらせるには荷が重いですから、一度大人が拭いてあげた後に拭かせると良いと思います。

また、食事の前にテーブルを拭くようにすれば、自分も食事の準備に係わった事になります。

食育の一つとしても利用できるのではないでしょうか。

むーみ
むーみ

簡単なお手伝いでも、小さな子にとっては誇れるものなんだよ。

家族の一員として役割があるのは本人の自信になるよ。

▼ たまご割りをしてもらったよ ▼

幼少期のお手伝い まとめ

今回は、幼少期のお手伝いについて考えてみました。

幼少期に伸ばしたい能力として非認知能力が挙がりましたが、この能力の向上には親の係わりが最も影響すると考えています。

ですから、お手伝いを通じて沢山係わってあげて欲しいと思います。

その為には、余計に時間を使う事になってしまいますが、この時間が必ず子供の成長や将来に良い影響を与えてくれます。

幼少期にしっかりと時間を使えば、大きくなってから掛かる時間が減ると思います。

トータルで考えれば殆ど同じ時間になるでしょうから、私は幼少期に時間をかけてあげる事をオススメしますよ

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