子供が勉強しないとついつい「勉強しなさい!」って言ってしまいますよね。
でも、だんだんと効果がなくなってきたり、毎日言っているわけにもいかないので、自然に勉強するようになってほしいですよね?
そこで今回は、「勉強しなさい」の言葉のデメリットを理解して、自然に子供が勉強する環境づくりができるようにしてみましょう~
私もつい言ってしまうんだけど、「勉強しなさい」って言っても効果は少ないと感じるよね。
実際、どんな言葉をかけた方が良いのか考えてみたから参考にしてみてね。
「勉強しなさい」はダメ!デメリットを理解しよう
つい言ってしまう言葉で悪循環に陥る
子供が遊んでいるとついつい言いたくなってしまうのが「勉強しなさい」という言葉ですよね。
実は自分自身も何度も言ってしまう事があります。
言うと必ず返ってくるのが「今やろうと思ってた」ではないでしょうか。
子供にとっては、「今やろうと思ってたのに」→「先に叱られた」→「叱られてからやりたくない」に繋がっていきます。
親にとっては、「言ったのにまだやらない」→「もっと強く言わなきゃダメなのか」という感じになってしまいます。
こうなると、互いに悪循環してしまう事になります。
子供も怒られるのに慣れてきてしまうと、「怒られるまでやらなくていいや」「怒られないから遊んでいよう」という思考になってしまいます。
こうなっては、子供の為にもなりません。
▼ 叱り方についてはこの記事を見てね ▼
子供は「やる気スイッチ」が入るのを待っている
「今やろうと思ったのに」という言葉は本当なのでしょうか?
自分が子供の頃を思い出してみてください。
きっと同じことを言った事があるでしょう。
自分が嘘をついていないのであれば「今やろうと思っていた」のは本当の事なんですよね。
ですから、子供も本当の事を言っているのです。
「今」がいつまでなのかが難しいところなのですが、何かきっかけが生まれるのを待っている時間が長かったのでしょう。
いわゆる「やる気スイッチ」が入るのを待っている状態です。
親としては、スイッチが入るまでの時間が長すぎると怒りたくなるのも十分理解できるのですが、子供にとって時間が長い部分はあまり気にしていないのだと思います。
大人は「今やろうと思った」って言葉は嘘だと考えがちだよね。
今っていうのが難しいんだけど、頭の片隅で「勉強しなくちゃな」って考えているんじゃないかしら。
▼ 休憩も必要だよ!上手に息抜きしてね ▼
勉強させたいならどうすると良いの?
勉強しなさいと言わずにやる気スイッチを入れる言葉を使おう
「勉強しなさい」という言葉が良くない事はわかってもらえましたよね。
では、どうやったら自然に勉強するようになるんでしょうか?
私が良く使う方法は、「やる気スイッチ」を入れるようにすることなんです。
うちでは、ダイニングテーブルで勉強する事が多いので、「ママはここでアイロンかけるから今なら隣で宿題見てあげるよ」などの言葉をかけてあげます。
子供は、宿題や勉強を親に見て貰いたい気持ちがありますから、「今なら見て貰える!」とスイッチが入るんですよ。
この場合には、家事をしながら子供の学習を見る事が多くなるので、リビングやダイニングで学習をすると良いですよ。
下のような学習ボードを使うとやる気スイッチも入りやすくなると思いますよ~
▼ リビングやダイニングで使ってみてね ▼
言葉は道具の一つ! 使い方で効果は違うものになる
▼ やる気を出すアイデアはこちらを見てね ▼
今やった方が得だと思わせよう
上記で紹介した例も該当しますが、人間は得だと思った方に動きますよね。
ですから、「今やった方が得だ」と思わせればいいわけなんです。
つまり上記の例では、「今やれば宿題を見て貰えるから得だ」と子供に思わせたわけです。
他にも、夜見たい番組があれば、「夜に○○見るなら、今勉強しちゃえば?」と声を掛ければ良いですし、「今ならこの場所使えるよ」なども効果がありますよ。
ただし、「怒られないようにするのが得だ」と考えてしまうと、怒られるからやろうかなどの後ろ向きの考え方になることは避けて下さいね。
同じ得でも前向きに考えて貰いたいので、怒られることを前提に考えないようにしたいですね。
得だと思えば誰でも動くようになる!
宿題や勉強を褒めるようにする
やらないのを指摘するのではなく、やったことを褒めるようにしてみてください。
「また褒められたい」という気持ちが、自然と勉強する力になっていくんですよ。
あまり派手に褒めてしまうと、後々の効果が無くなってしまうので自然に褒められると良いと思いますよ。
でも、「今日はしっかりやっているね」のような褒め方ではいけませんよ~
褒められることで、「次もやろう」という気持ちを育てよう
褒めるのが大切ってわかっていても、意外と難しいんだよね。
始めのうちに盛大に褒めちゃうと、それを毎日やるのは難しくなるから注意してね。
▼ こちらの記事も参考にしてみてね ▼
実際にアイデアを試してみました
私の長女は小学6年生で難しい年頃になりました。
同級生の中でも比較的宿題や課題を自主的にやる方だと思いますが、それでもやはり気分が乗らずなかなか手につかない日はあります。
そのような日には、何か言うと必ず「今やろうと思ってた」と返ってきます。
皆さんのご家庭でも同じじゃないでしょうか?
そこで、ダイニングテーブルで家計簿をつける事にしました。
「ここでやるから一緒にやっちゃおうよ」と声をかけてみると、渋々隣に座りましたよ。
お姉ちゃんが勉強を始めたので、空いた学習デスクを使って次女も勉強(お絵かき?)を始めました。
知らず知らずに勉強する習慣がつくのでこちらにも良い効果があったようですよ。
勉強しなさいは逆効果 まとめ
今回は、子供にどうやったら勉強させる事ができるのか考えてみました。
思い返してみると、自分が子供の頃に感じた気持ちと自分の子供が言っている事は同じなんだと気付くはずです。
一度や二度勉強すれば良いのであれば、「勉強しなさい」で済むのかもしれませんが、当然そんなことはありません。
毎日習慣として勉強する事になるのなら、お互い気持ちよく過ごしたいと思いますよね。
それなら、「勉強しなさい」ではなく、他の言葉を使って「今勉強した方が得なんだ」と思わせるようにしてみて下さいね。
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