小学校の高学年くらいになると「音楽を聴きながら勉強したい」と言い出しますよね。
自分も音楽を聴きながら家事をしたりするのでダメと言いにくいんですが、勉強の場合にはデメリットもあるんですよね。
今回は、音楽を聴きながら勉強することのメリット・デメリットなどを把握して、出来るだけ効果を高める方法について考えてみますね~
音楽にはリラックス効果がある事はよく知られているよね。
リラックスして勉強した方が良いという人がいるけど、本当はどうなんだろうね?
今回は音楽と勉強について考えてみたよ。
音楽を聴きながら勉強するメリットとデメリットを把握しよう
一般的に、音楽を聴きながら勉強する事は良い事だとされている事が多いですよね。
確かに、音楽による効果がメリットとして作用する事もありますが、もちろんメリットばかりはありませんよ。
次のように、音楽を聴きながら勉強するメリットとデメリットをまとめてみますね。
音楽を聴いて、リラックスできる効果は誰でも経験したことがあると思います。
勉強についてもリラックスした雰囲気で行う方が効率が上がると言われています。
様々な良い効果がある一方で、悪い効果もあります。
次にデメリットについてまとめてみます。
音楽を聴くことによってデメリットもあるんだね。
特に、暗記するような時には音楽が邪魔になることもあるみたいだよ。
▼ 勉強をやる気にするアイデアはこちらを見てね ▼
子供の年齢によって効果は違うので使い分けよう
幼児期(未就学児)は音楽を聴きながらは不要
私は、そもそも幼児期に机に向かうような勉強は必要ないと思っています。
しかしながら、この時期からしっかりと勉強させたいお母さんは非常に多いです。
私もどちらが正解かはわかりませんから、幼児期の勉強を否定はしていません。
もしも、机に向かうような勉強を想定するのであれば、音楽を聴きながらの方が良いのでしょうか?
この時期には、音楽をかけるべきではありません。
なぜなら、この時期の集中力は乏しい事が多く、他に気になる事があると直ぐにそちらに意識が向かってしまうからです。
少しでも勉強に集中できる環境にしてあげましょう。
また、音楽自体に学ぶ事が多いですから、音楽を聴く事を否定しているわけではありません。
音楽の勉強として聞くのは大いに賛成です。
小学生低学年も音楽はあまり必要ない
小学生低学年の場合も、集中力はまだまだ乏しいです。
ですから、本人の好きな音楽(例えばアニメの主題歌など)をかけてしまうとそちらに意識が移ってしまい集中力が下がってしまいます。
未就学児よりも大人に近くなってきていますが、まだ音楽を聴きながら勉強するのは避けたほうが良いと思います。
どちらにしても、低学年くらいだと余程勉強が好きな子でないと集中力が続きません。
実際のところは、短い時間で勉強しますから、音楽を流している時間も無いと思います。
小学生高学年くらいから音楽を使うか考えてみよう
高学年になると、集中力もしっかりとしてきます。
上手に自分の集中力をコントロールできる子も出てくるでしょう。
そのような場合には、音楽を聴きながら勉強する事も考えていく良い時期だと思います。
周囲の環境などで、雑音が気になるような場所や時間に勉強する場合には音楽を聴きながら勉強しても良いでしょう。
しかし、自分の好きな音楽を流すと、一緒に歌ってしまっていたりする場合もあります。
この場合には、歌を歌う事にも意識を振り分けているわけですから、あまり良い状態とは言えません。
聞く音楽を変えてみたりして対応すると良いと思います。
中学生では音楽を上手に使って効率を上げよう
中学生になると、自分で色々コントロールできたり友達からの情報などで音楽を聴きながら勉強したがるようになります。
また、周りの音で集中できないなどの悩みも出てくるようになります。
音楽を上手に利用して、勉強の効率が上がるようにしていきましょう。
なお、自分の好きな音楽で集中して勉強できる事が最も効果が上がります。
しかしながら、上での紹介したように一緒に歌ってしまったりして集中力が分散するような事は避けるべきです。
この時期になると、集中力を自分でコントロールできる子が多いですから、音楽と勉強との関係あなどを十分に本人に理解させた上で音楽を聴くようにすると良いと思います。
高校生・大学生は自分でメリット・デメリットを考えられるようにしよう
高校生以上になると、勉強に関しては自立の域に入ってきます。
親が干渉する部分は非常に小さくなりますから、自分の判断で音楽を聴くのか考えていく事になるでしょう。
しかしながら、上で紹介したように「暗記の効率は下がる」と言われています。
効率よく勉強するには使い方が大切ですので、本人に良く理解させておく事が重要ですよ。
音楽を聴きながら勉強する!その効果を上げるアイデア
ここまでに、音楽を聴きながら勉強することのメリット・デメリットや年齢別の使い分けについて紹介しました。
これらの事を把握したうえで音楽を聴きながら勉強するなら、次に考えたいのはその効果を上げることですよね。
ここでは、音楽を聴きながら勉強して学習の効果を高めるアイデアについて紹介してきますよ。
勉強の時に適した音楽は?
まず気になるのは「何を聞いたら良いのか」ではないでしょうか?
子供達は自分の好きな曲を聞きたいと思いますが、それは学習に最適な曲とは限りませんよね。
上で紹介したように、音楽は集中を切らせてしまったり暗記などには向きませんので次のような曲が適していますよ。
- やっぱり安定のクラシック音楽
- 歌詞無しのサウンドトラック
- 歌詞がわからない洋楽
それでも集中力が上がる音楽CDも市販されているので、効果を高めるなら使っていきたいですね。
▼ 集中力が上がる音楽CDだよ ▼
あくまでもこれは学習に適した音楽なので、絶対にこれでなければいけないものではありません。
お子さんの年齢や性格などで選択してみて下さいね。
自分の好きなアイドルやアニメの曲などを聞きたいと思うだろうけど、曲に集中してしまう様なものはさけるべきだよ。
でも、勉強の合間で気分転換に使う時は好きな曲を聞かせてあげようね。
スマホは出来れば机の周りに置かないようにしたい
私が学生時代には音楽を聴くならCDプレーヤーが普通でしたが、最近はスマホで聴くのが普通ですよね。
そうなるとスマホを机に置いて学習することになりますが、できればその状況は避けたいですね。
スマホにはいろいろな通知が来てしまうので、これが集中力を下げる原因になるからです。
せっかく学習の効果を上げようと音楽を聴いているのに、集中力が下がって効果が減ってしまうと意味がありません。
CDを使えば解決するんですが、スマホを使うことを避けるのももう難しい時代になりましたよね。
そこで、スマホを使うなら出来るだけ机から離すようにしましょう。
音楽を聴くなら、ブルートゥースのスピーカーを使うと良いかもしれませんよ。
▼ LEDスタンドと一体型のスピーカーもあるよ ▼
周囲の雑音が気になるならイヤホンやヘッドホンを使おう
音楽を聴きながら勉強する場合には、できるだけスピーカーを使いたいです。
しかし、周りの音が気になって集中できない場合や逆に周りに音を出してしまって気になる場合にはイヤホンやヘッドホンを使いましょう。
そうすることで集中力が上がるなら学習の効果も上がるはずです。
ただし、耳の健康を考えると長時間使うのはNGですよ。
▼ イヤホンもブルートゥースならコードが気にならないよ ▼
音楽を聴きながら勉強 まとめ
今回は、音楽を聴きながら勉強することのメリットとデメリットについてまとめてみました。
音楽にはリラックスして集中力を上げる効果があると知られていますが、デメリットもあることを見逃している方も多いと思います。
デメリットの面を把握して上手に利用する事が、学習の効率を上げることにつながるんです。
また、周囲の雑音が気になるような場合も、音楽が有効に利用できる場面ですよ。
雑音が気にならないような曲を流すなどすると、学習の効率が上がると思います。
是非、積極的に使ってみてくださいね。
コメント