学校給食って地域によって差があるみたいだね。確かに、味や量の問題も出たりするけど、栄養バランスなど考えられているよね。
今回は、学校給食と学力の関係について考えてみたよ。
▼ 食育と学力についてはコチラを見てね ▼
学校給食による食育を学力に役立てる方法
給食をしっかり食べることが基本
学校給食は、栄養バランスや時期に合わせたメニューなどを考えられて作られています。基本は昼食のみ1食が給食になりますが、偏りがちな食生活を修正してくれる役割にもなります。
現代では、栄養不足を補う要素は薄れていますが、朝食を食べなかったり軽く済ませる事が増えていますから、このような場合にも給食の役割は大きいと思います。
この給食をしっかり食べる事で、栄養バランスが整えられれば健全な体と心を育てる事に繋がっていきます。学力も基本は健康の上に成り立つものですから、給食の重要な役割に一つになると思います。
また、しっかり食べることで、午後の活動を支えることになります。好き嫌いなどで食べる事が出来ないとお腹が空いてしまって授業に集中できないような事も考えられます。
ですから、給食をしっかり食べる事が学力を育てる事に繋がっていくのです。
給食の話を家庭でしてみよう
学力に限らず、何かの能力を上げるには興味を持つことが大切です。まずは、給食に興味を持たせるようにしてみましょう。
その為に出来る一番簡単な方法は、家庭で給食の話をしてみることです。今日の給食のメニューやその中に入っている食材などを聞くようにしてみましょう。
急に「今日の給食美味しかった?」と聞いても「美味しかった」という答えが返ってくるだけです。どんな食材が入っていたのか?どう美味しかったのか?と聞くようにしましょう。
また、続けることが大切です。
初めは「美味しかった」で終わってしまっても、毎日続けるうちに自分で考えるようになってきます。
自然にどんな食材が入っていたか、味付けがこう変わった方が美味しいなどと感じるようになば、話す内容が増えていくはずです。
これは、直接的に学力に繋がっていないかもしれませんが、観察力やコミュニケーション能力を育てることになります。
これらの能力が学力を育てる要素となっていくのです。
給食のメニューを再現してみよう
中には、自分の気に入ったメニューが出るかもしれません。その味を家で再現することも学習の一つとなります。
もちろん、子供自身で料理をして再現できる事が最も良いですが、どんな材料を使うのかどんな出来上がりにしたいのかなどを表現することも重要な学習です。
この情報から親御さんが再現してみても良いのだと思います。
出来上がったものが想像したものと違ったら、その違いを表現できればそれも学習になりますから、諦めずにチャレンジしてみてください。
私は、家族で給食の事について話す事が一番効果が出ると思ってるよ。
食事の時に聞いてみたりしてみてね。
▼ 食器を変えるだけでもいいかもね ▼
学校給食に興味を持たせるにはどうしたら良い?
給食のメニュー表を目につく所に置こう
学校給食では、月間のメニュー表が配られる事が普通です。学校の教室でも貼られていると思いますが、家庭分にも配られます。
興味が無い方はそのまま捨ててしまうかもしれませんが、家族の皆の目に留まる所に置いておきましょう。
これだけでも、学校給食に興味を持つことになります。
もちろん、毎日の給食が美味しくて楽しみなら自然にメニューを見ていくと思います。しかし、あまり人気でないメニューの場合にも見る事になるのではないでしょうか。
良くも悪くも興味を持つことが始まりになります。大人も子供も興味を持つように気を配ってみましょう。
夕食を給食のメニューと被らないようにする
夕食にカレーを作った時に、「今日、給食でカレーだったよ」と言われた経験はありませんか?
実は、自分も失敗してこうなった経験があります。親が興味が無いのに、子供に興味を持てと言っても無理な話です。
そこで、出来るだけ夕食のメニューと給食のメニューが被らないようにしましょう。
夕飯時に「今日、給食カレーだったでしょ?だから違うものにしたよ」という一言で、子供も感じる事が多いと思います。
その会話から、今日のカレーは甘かったからもっと辛いのが食べたいなどの意見が出るかもしれません。給食でそれは無理ですから、家庭で好みの辛さの物を食べさせてあげれば満足度も高くなると思います。
こうなれば、自然と給食に興味も湧いて行くのではないでしょうか。
美味しい給食を増やす為に出来る事をさがそう
全ての給食が美味しいなら最高ですが、なかなかそうはいきません。ですから、少しでも美味しい給食を増やす為にどうする事ができるか探してみましょう。
例えば、定期的に学校給食に関するアンケートが行われていたりします。この時に、意見が出来るように準備するようにしましょう。
また、PTAが直接給食に対して意見できる場が設けられている自治体もあります。
このような場に参加してみると良い刺激になると思います。
興味を持つには、出来るだけ係われる機会を増やすことだよ。それが自然に出来るように気を配ってみてね。
日本の学校給食の歴史
日本の学校給食の起源は、1889年(明治22年)山形の私立忠愛小学校で無料で食事を配ったのがルーツとされる。当初はおにぎりと漬物だけという簡素なものであった(当時の日本では当たり前の昼食でもある)。その後、各地で一部の子供に対して、つまり欠食児童対策としてパンなどが一部の学校で配られるようになっていった。1930年代に入ると学校給食臨時施設法が制定され、一部とはいえ学校給食が実施されるようになったが、1940年代に入ると食糧事情悪化の為に中断された。
戦後1945年(昭和20年)以降はアメリカや外国からの食料援助によって、児童の欠食対策として徐々に給食は再開され、1952年(昭和27年)あたりからは食糧事情の改善により全国的に完全給食を実施することが可能となり、同時に給食の目的は「欠食児童対策」から「教育の一環」(食育)と位置づけられ、また「学校給食法」が制定され、財政力の弱い地方自治体でも交付税と補助金によって全児童への完全給食が可能となり、現在の体制が構築された。
wikipediaより
学校給食って、それほど歴史が古いものじゃないのね。
完全給食になってからまだ70年くらいだけど、始まった頃と今じゃだいぶ意味合いは変わって来たよね。
学校給食と学力 まとめ
今回は、学校給食と学力の関係について考えてみました。
学校給食には食育の一つとして十分に学力に関係する力があります。
そして、得られる栄養素から直接的に体や学力に影響するものと給食について考える事で間接的に学力に関係するものがあります。
後者の部分は親が係わる事ができますし、係わらないと育つ部分が少ないです。
上手に関わることで、給食からも学力を育てる事ができますから是非利用してみて下さいね。
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