私も子供の頃、予習と復習が大切って習ったよ。でも、学力を上げるにはどっちが大切なのかな?
今回は、どちらが大切なのか考えてみたよ。
よく言われていることですから、知っている方も多いかもしれません。
予習と復習のどちらの方が学力を上げる為に大切なのか・・・
ズバリ! 【復習】 です。
でも、「それが何故なのか」知らないのではないでしょうか?
この記事を読めば、あ~なるほどねってなりますよ!
▼ 小学生の学習方法についてはこちらを見てね ▼
まずは予習復習それぞれのメリットをまとめてみよう
予習は実は自信がない子には適している
勉強がわからずに自信がない子は、学校の授業でも「どうせ私はわからないから」とあきらめてしまっています。
この場合には、わからない所まで戻って教える(つまり復習)のが大切なのですが、自信をつけてあげるのも自分を変えるきっかけになります。
このような場合には、「少し自分を変えるチャンスをつくる」「わかる楽しさを知る」事が目的ですから、全ての事を教える必要はありません。
次の授業で必ず習う部分を少し予習してみる事をオススメします。
勉強が苦手な子は勉強が嫌いだよ。
勉強を楽しく感じさせる方法の一つとして「予習」を使うんだよ。
先生の言っていることがこれまでわからなかった生徒が、少しでもわかるようになると自分なりにコツを掴むかもしれません。
とにかく、自分の中で何か変わる感覚を持つことや自信を復活させることに期待してみましょう。
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復習は学力を確実なものにしてくれる
何かを習った時には、その内容を殆どの人が覚えていると思います。
しかし、しばらくするとその内容をどんどん忘れていきます。
興味のある事は長い間覚えていますが、興味がなければすぐに忘れます。
詳しい事はわかりませんが、人間には短期記憶と長期記憶があり、まずは短期記憶にて物事を覚えるみたいです。
これを長期記憶に書き換えていく為に、復習を利用していきます。
忘れかけている時に再度覚えたり、繰り返し同じことを練習したりすることで忘れにくい記憶へと変わっていきます。
これが、必要な時に思い出せる知識が学力のベースになっていくきますから、復習の方が予習に比べて圧倒的に重要なのです。
普通は復習の方が圧倒的に大切みたい。習ったことを確実に力にする事に力を使うべきなんだね。
でも、予習が全く意味の無い事ではないから、必要に応じて使えると良いよね。
効率の良い復習のやり方・ポイント
- 今わからない事は今出来るようにする事が大切
- わからないところまで戻る
- 覚えるまで何度も繰り返す
- わからない事は恥ずかしい事ではない
- やりすぎ厳禁 次の日に疲れを残さない程度で
- 好きな教科や嫌いな教科に偏りのないように
子供は復習を嫌がることが多々あります。
その理由はいろいろあるようですが、『予習はカッコ良いけど復習はカッコ悪い』や『習ったことがわからないのは恥ずかしい』などの理由があるようです。
確かに、学校では既に終わってしまったことであり、復習に戻ることは少ないです。
ですから、子供にとってはこれから習う事がわかった方がカッコいいのです。
大人にはわからないけど、実際にウチの子も復習はカッコ悪いって思ってたみたいだよ。
しかし、わからない事は恥ずかしい事ではないですし、わからない事を今わかるようにする事の大切さを伝えることから始めるようにしましょう。
また、そもそも苦手でわからないから復習するのです。
わからない所まで戻ったり、何度も繰り返したりする事が大切ですから、大人も気を長く付き合う事を覚悟しましょうね。
学校の宿題を復習として丁寧にやろう
学校で出される宿題は、復習であることがほとんどです。
つまり、宿題をしっかりやっておけば、特に気をつかわなくても復習ができます。
宿題の量が学校やクラスによって違うので一概には言えませんが、宿題の他にドリルなどをやらせるのではなく、宿題を丁寧にやることに時間を使ってみるのも良いと思います。
宿題はやるべきことですから、ここに少し時間を使って丁寧にやれば結果的には効率的になります。
宿題は、問題を解いたら終わりのお子さんがほとんどです。
そこで、次の事に気をつけると良いです。
- 文字は丁寧に大きく書く
- 特に大切だと思う所にはアンダーラインをつける
- わからないところは教科書を読み返す
出来れば、全ての点を注意して出来ると良いのですが、最低限文字を丁寧に書くと良いです。
わからない事は恥ずかしい事じゃないよ。でも、わからないままにしておく事は恥ずかしい事だから、早めに対応するようにしたいよね。
長くやる・たくさんやる は効率を落とす
上で書いたことと少し矛盾してしまうのですが、限界を越えてまでやるのはNGです。
長くやる事にこだわらずに、効率を上げて出来るように気を配りましょう。
なお、ここで言う「効率」とは家で行う復習のことではなく、学校生活を含めた効率を考えています。
あまりに家での勉強が多過ぎて疲れてしまい、学校では眠くなってしまい勉強が頭に入らないなんてことになっては全体としての効率は下がってしまいますよね。
ですから、無理せずその日に授業でやった範囲の教科書に目を通す程度でも良いと思いますよ。
(※受験の期間など例外もあります)
好きな教科だけ 嫌いな教科だけ もダメ
子供に任せると好きな(得意な)教科ばかりやりますし、親に任せると嫌いな(不得意な)教科ばかりの勉強をさせようとする傾向があります。
得意な教科に特化して育てる方法も確かにあるようですが、皆に合っている方法ではない気がします。
好きな教科でやる気を育て、嫌いな教科を補ってあげるように色々な教科について復習をしていくのが良いです。
どうしても嫌いな教科だとやる気が出ないから、好きな教科と組み合わせるとか工夫してみよう!
予習をする時はこんな時がオススメ
私自身は、予習は必要ないと考えていますが、予習する場合の事も書いておきます。
先程から紹介しているように、予習に比べて復習の方が重要です。
ですから、復習をする必要が無い時には予習を行う事になります。
勉強が得意で、テストでも高得点を常に取るような子の場合には、更に上を目指す為に予習を行う事も考えられます。
このレベルの子なら、自分でやるべきことを分かっていますから予習が必要なことも自発的にやると思います。
「もう復習は必要ない!」 というくらいなら予習をしてみよう
逆に、勉強が不得意で何もわからない場合にも予習すべきなんだと考えています。
上にも書きましたが、この場合には「本人の自信を取り戻す」「授業が分かる感覚を取り戻す」などを目的とします。
基本的にこのような子には復習が圧倒的に足りていないので、本来は復習をさせたいのです。
しかしながら、授業でわからない事が日常になってしまっていることを修正するために予習を活用すべきだと思っています。
自信を取り戻すために予習を活用してみよう
勉強がわからない子に対して、敢えて予習をさせるのも方法の一つ。でも、必ずわからないところに戻る必要があるから、予習にばかり力を入れないでね。
【体験談】我が家では予習はしたことがない
我が家の長男は中学生、長女は小学生ですが、共に塾には通っていません。
つまり、学校と家での勉強が全てになるのですが、家で予習をすることを言ったこともありませんし、している姿を見たこともありません。
家では宿題をメインに実施して、時間が余ったりどうしてもやっておきたいものを追加で実施しているようです。
それでもオール5(小学生は3)の成績を取ってきますし、難関高校への合格も出来ています。
予習はそれほど必要ないのはわかって頂けるのではないでしょうか?
予習と復習どっちが大事か まとめ
今回は、予習と復習とどっちが大切かについて考えてみました。
上でも書きましたが、圧倒的に復習の方が大切です。
私自身、予習は全くしなくても問題ないと思っているくらいです。
ですから、通常であれば学校で出された宿題を丁寧にしていれば十分です。
但し、丁寧というのが難しいところです。
宿題に出された問題を解くだけではなく、丁寧な字で書く事が最低限必要です。
「答えが合っていれば雑な字でも良い」とか「早ければ良い」と考えてやらないようにしてみましょう!
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