私は、女性の社会進出のデメリットについて心配しているよ。
その一つが、子供の学力が下がるんじゃないかと思っているからなの。今回は、その理由についてまとめてみたよ。
女性の社会進出は国策の一つ
「女性の社会進出」における日本の現状について、世界経済フォーラムが毎年発表している「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」によれば、女性の社会進出度の評価における2012年度の日本の総合ランキングは135カ国中101位となっています。
これは先進国の中で非常に低い水準であると言えます。
日本においては、安部政権の成長戦略の一つとして「女性が輝く日本」の実現を推し進めてきました。
実際に私たち庶民の周りでも、働く女性が増えて来ていると体感できるほどになっており、女性が社会の中で働き、貢献している社会にはなっているのだと感じます。
しかしながら、「女性の社会進出=良い事」という風潮は正しいのでしょうか?
次からは、庶民の目線から見た女性の社会進出について考えてみたいと思います。
出生率・婚姻率・離婚率
出生率は減少が続いている
2019年12月に厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計の年間推計で、日本人の国内出生数は86万4千人となったそうです。
初めて90万人を割った上に急減となっていることからかなりの影響がありそうなデータです。
2018年の合計特殊出生率は1.42で、前年の1.43より低下しています。
なお合計特殊出生率とは、「一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均」を示しています。
つまり、男性と女性が同数と仮定して、2以上の値でないと人口は減ることになります。
母の年齢(5歳階級)別にみると、39 歳以下の各階級では低下し、40~44 歳、45~49 歳で
は上昇しており、最も合計特殊出生率が高いのは、30~34 歳となっています。
つまり、若い世代での出産が減り、40歳以上での出産が増える傾向が見て取れます。
働く女性が増えて、そこに喜びを感じるのは素晴らしい事だね。でも、その喜びを取るために、出産や子育てに係わる時間を減らそうと思うよね。これも出生率を下げる原因の一つなんじゃないかな。
婚姻率も下がり晩婚化が目立つ
婚姻件数についても減少しているのが現実です。
2018年の婚姻件数は58万6438組で、前年の60万 6866組より2万428組減少し、婚姻率(人口千対)は 4.7で、前年の 4.9より低下しています。
平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.4歳で、夫妻ともに前年と同年齢となっていますが、長期間で見れば晩婚化が続いているとも見て取れます。
女性が社会に進出することで、安い労働力が増えるよね。その為に正社員が不要になるし結果的には若い世代の給料が減るんじゃないかしら。だから、結婚にも消極的になっちゃうよね。
離婚率は減少傾向
同じく2018年の離婚件数は20万8333組で、前年の21万2262組より3929組減少し、離婚率(人口千対)は1.68で、前年の1.70より低下しています。
離婚件数の年次推移をみると、昭和39年以降毎年増加を続けたが、昭和59年から減少しています。
平成に入ってから離婚率は再び増加傾向にありましたが、平成14年の28万9836 組をピークに減少傾向が続いています。
同居期間別に離婚件数をみると、2018年は同居期間 25 年未満のすべての同居期間で前年より減少しているようです。
しかしながら、近年では減少傾向が認められてはいますが、依然として高い水準を保っているとみるのが正しいでしょう。
少し前の離婚ブームが異常だっただけで、離婚の件数はまだまだ多いよね。
家庭環境が学力に影響する部分もあるから、良い事ではないよね。
女性の社会進出との関係性は?
ここは、一庶民としてデータから読み取れること体感していることからの推定です。あらかじめご理解の上、お読みいただければ幸いです。
女性が社会進出する事により、女性自身が社会で認められることは喜ばしいことです。
しかし、一般的に社会に認められることは男性と同じ立場に立ち、同じような収入や社会的地位を得ることと理解されています。
つまり、悪く言えば男性化しているのであり、その結果が出生率などのデータに出ているのだと思います。
意地悪な考え方と批判されるかもしれませんが、実際に得られているデータと体感している感覚と相違はありませんから、大きくは間違ってはいないと思います。
ここまでは、女性の社会進出の状況を考えてみたよ。社会への影響が出ていることがわかったよね。
次からは、学力との関係を考えてみるよ。
母親の係わりと学力は関係がある
学校には先生がいて、家には親がいる
学校にはなぜ先生がいるのでしょうか?
学校という場所があり、そこに子供達が集まるだけでは、学力が上がるとは思えません。
もちろん、全く上がらないわけではないのでしょうが、効率は悪くなります。
わからないところは教えて指導する人がいる方が学力に変わる効率が上がります。
ですから、先生という人がいて指導してくれているのです。
常に学校に居るのであれば、先生さえいれば良いのですが、子供達は家に帰ります。
家庭でも同じことが言えます。
家にでも指導する人がいる方が効率は上がります。
そこで、母親の出番となります。
家で母親が指導している方がやっぱり効率は上がるのです。
学校での指導は、先生は出来るだけクラス全員が均一に学力が上がるように指導します。
一方、母親は自分の子だけに指導します。
ですから、家での母親のかかわりが学力の差を生む大きな要素となるのです。
家庭での勉強はやっぱり母親が要(かなめ)だよね。一日で出来る事は少ないけど、毎日の積み重ねで出来上がるものは大きいよ。
社会に進出すれば、子供に費やす時間の確保は難しい
学力に差が出るのが、家庭での母親の係わりであることは納得頂けたかと思います。
しかし、社会進出のため就職し働くようになると、家庭での時間は限られるようになります。
子供が小学生になりれば、子供だけで家で留守番をさせるようになります。
働く時間を確保するためには、仕方のないことです。
しかし、その影響は確実に子供達が受ける事になるのです。
一日の時間は誰でも24時間。何かに時間を費やせば、何かの時間を削るのは当たり前だよ。
影響をカバーするために更に働く場合も
家庭での時間が効率の悪いものになれば、当然学力も落ちてきます。
これが、許容できる範囲なのかは家庭により異なりますが、学校の成績が下がって来れば誰でも危機感を持つようになるでしょう。
この対策として良く行われるのが、「塾に通わせる」「家庭教師を雇う」ことです。
確かに学力が下がったことの対策としては間違っていません。
母親が働き家庭での時間が減る
↓
家での効率が悪い
↓
成績が下がる
↓
塾に通わせる
↓
塾の費用を稼ぐため更に働く
多くの家庭がこのようになっていないでしょうか?
優秀な女性は十分な報酬があるので、更に働く事はないのかもしれませんが、大多数はパートやアルバイトになります。
このような方々は悪循環に陥る可能性があります。
あくまでも主目的は成績が下がった事を改善する事ですから、対策として考えられることは他にもあるはずです。
社会に出てお金を稼げると、塾の回数を増やすなどの対応をしちゃうよね。その考え方はわかるんだけど、目的を達成するのに効率が良い方法は何か考えなおしてみてね。
女性の社会進出 まとめ
今回は、女性の社会進出について考えてみました。
私自身が専業主婦ですから、専業主婦に偏った考え方になっているとは思います。
しかし、日本の政策自体が、社会進出している女性の偏った考え方から生まれています。
このような考え方で、子供達が本当に幸せに過ごす事が出来るのでしょうか?
もう一度、皆さんで考えてみる必要があるのではないでしょうか。
コメント