
うちでは毎年漢字検定を受けるようにしているよ。
小学生のうちは1,500~2,000円の検定料がかかるんだけど、それなりにメリットはあると思ってるの。
今回はその理由と検定突破への対策方法を紹介するから、参考にしてみてね。
漢字検定(漢検)とは
日本漢字能力検定協会が実施している検定
「漢検(日本漢字能力検定)」は、漢字能力を測定する技能検定です。漢字を「読む」「書く」という知識量のみならず、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測ります。「漢検」の評価は社会的な評価でもあり、学んだことがすぐ生き、生涯楽しく学べ、進学や就職にも役立つため教育や企業の現場で今注目を集めている検定です。漢字は年齢に関係なく学べる身近な学習対象であるため、3歳から102歳という幅広い年齢層の方が「漢検」に挑戦しています。
https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/
漢字検定の歴史はけっこう長く、第一回漢字検定は1975年に実施されているそうですよ。
また、年間の受検志願者数は約200万人程度となっており、内合格者は約110万人程度だそうです。
漢字検定の検定料は?
受検級 | 検定料 |
---|---|
1級 | 5,000円 |
準1級 | 4,500円 |
2級 | 3,500円 |
準2~4級 | 各2,500円 |
5~7級 | 各2,000円 |
8~10級 | 各1,500円 |
小学生の場合、3年生修了程度で8級、6年生修了程度で5級になります。
ですから、低学年のうちは1,500円、高学年で2,000円と考えておけば良いでしょう。
ちなみに英検の場合は中学生からの受験が基本で個人受験の場合、4,500円~となっていますよ。

級が上がるとさすがに検定料が高いなって感じるけど、出来ればこのまま続けてどんどん上がって行って欲しいな。
▼ 漢検以外にも資格や検定ってたくさんあるよ ▼
漢字検定を受験するメリットとは
漢字の習熟度がわかり分析もしてくれる
漢字検定を受験すれば、もちろんその級の合否や点数がわかります。
それだけでも、お子さんの習熟度を測るのに使えます。
更に、漢字検定では漢字の読み・書きなど点数が取れている部分と取れていない部分が明確に表されてきます。
それぞれに全国平均との差がわかるようにレーダーチャートも表示されるので、自分の習熟度の分析に役立てる事ができます。
受検が目標となり学習のモチベーションになる

小学生のうちは、テスト期間などが無いのでどこか目標を決めて勉強したりすることがありません。
漢字検定は、小学生のうちは年1回受検できるように設定されていますので、決められた時期に受検するようにすると良いです。
毎年、受験の時期に合わせて漢字の勉強を増やして見たりすると良いと思います。
子供も目標があると短期間であれば集中して勉強できると思います。
合格すれば自信になる
漢字検定に合格すると、合格証明書が授与されます。更に満点で合格すると満点合格証明書が授与されます。級が低い検定では満点も取り易いようですが、段々と難しくなっていくようです。

もちろん満点合格すれば最も良いのですが、合格証明書が授与されるだけでも自信に繋がります。
実は、この自信が最もメリットになります。
上手に自信に繋げて『次は〇級とりたい!』という気持ちになるようにしてあげてください。

満点合格って結構難しいみたい。
うちでも今のところ10級で取れただけなのよね。
▼ こちらの記事も参考にしてね ▼
漢字検定の合格対策アイデア
漢字検定の試験内容や試験会場を調べておこう
試験内容については、漢字検定のホームページにて確認できます。
小中学生の場合には、学校や塾での団体受験が主流なので受験場所について心配な事は少ないと思いますが、個人受験をする場合には場所の下見などしておきましょう。
https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree.html(試験内容)
https://www.kanken.or.jp/kanken/personal/interior.html(試験会場 個人受験の場合)
小中学生の場合には日々の学習は教科書でOK
日本の場合には、小中学校は義務教育ですから基本的には教育内容も同一です(一部の進学校などは別ですが)。
つまり、学校で配布される教科書の内容を学習しておけばレベルに合った受験の場合には問題ありません。
どんどん上を目指していきたい場合には、別途参考書などを購入すれば良いですが、学年に併せたペースで受験する場合には参考書は必要ないでしょう。
▼ 我が家の小学生の勉強方法の記事はこちら ▼
▼ 手軽に勉強するならワークを利用してみよう ▼
模擬試験や過去問題は必ずやっておこう
学習の習熟度を確認することや、漢字検定のテスト内容に慣れておくことを目的として、模擬試験や過去問題を解いておくことも効果の高い対策です。
1回でもやっておくと、心の準備が全然違います。
受験の1~2週間前にやっておくと、受験前の最後の対策として必要な事も把握できますのでおすすめですよ。
下記のURLでは過去問をダウンロードできますので、是非活用してくださいね。
https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html(過去問題)
アプリを利用することも出来る
小学校低学年のうちは、教科書で学習させようと思ってもなかなか進まない場合も多いです。
そのような場合の対策の一つとして、下記のようなアプリを利用する方法もあります。
なかなか勉強させられないと悩んでいる方は試してみて下さいね。
いちまると旅しよう!しりもじ漢検
漢検とニュース
漢検スタート

もちろん他にも対策はあるんだけど、3級(中学校卒業程度)まではこれだけやれば十分だと思うよ。
漢字検定の検定料と合格対策 まとめ
今回は、漢字検定の検定料と合格対策について考えてみました。
同じ検定料を払うのであれば、その効果は最大限得られた方が良いのは当然です。
しかしながら、そのメリットばかりを得ようとしても上手くいかないのが現実ではないでしょうか?
漢字検定を受ける事を目標として、自発的に勉強するようになれば自然と好循環して色々なメリットを得られるようになるはずです。
親としては楽しんで漢字検定が受けられるように指導してあげるのが良いと思います。
このような機会を得られるのですから、検定料は安いと考えられるのではないでしょうか。
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