割り算は引き算と似ている
「引き算は足し算の逆、割り算は掛け算の逆」と考えている人も多いと思います。
確かにそれは合っています。
しかし、それにもう少し深い理解を加えてあげましょう。
8÷2=4
「8個のお菓子を2人で分けたら一人幾つ食べれる?」このように教えますよね。
これを引き算で表現すると「8個のお菓子を2個ずつ取ったら何回取れる?」という感じでしょうか。
しっかりと引き算で説明できますよね。
更に足し算で説明するなら「2個のお菓子を何回持ってきたら8個になる?」ちょっと無理矢理感もありますが何とか説明できましたよね。
分数で迷う計算は掛け算と割り算
上のほうで、算数が分からなくなるのは分数あたりが多い事を紹介しました。
分数がわからない子の解き方を見てみると、やっぱり掛け算や割り算が苦手です。
更に、数字そのものの取り扱いが苦手な為に、通分・約分などの言葉を覚える余裕も無くなってしまう場合すらあります。
大人は既に覚えているので簡単に言葉を発してしまいますが、子供にとっては言葉の理解と数字の計算で頭がいっぱいになってしまうのです。
ですから、計算に関わる労力を極力取り除いてあげる必要があるのです。
足し算に強くなれば、計算に関わる部分はだいぶ取り除けるはずです。
あとは分数=割り算が理解できれば不得意感はなくなんじゃないでしょうか。
九九を覚えるのとどう違うの?
ちょっと話はずれるのですが、足し算を教えるよりも九九を教えた方が早いんじゃないの?と思う方もいると思います。
確かに、九九をしっかりと覚える事が出来れば、計算に関わる労力を低減させる効果はあります。また、分数の理解度も十分に上がると思います。
でも、待ってください。
今すべきことは、分数を教える事でしたか?
確かに問題が発覚したのは分数の時点でしたが、本当の目的は「算数嫌いを治す」ことではなかったでしょうか?
九九を教えて、この場を凌ぐ事は可能ですがもっと根本的に算数を好きになって貰いましょう!
九九が苦手の子も結構いるよね。
九九を学び直すのも凄く良いんだけど、まずは足し算だよ。
▼ 九九を覚えるならお風呂で使ってみてね ▼
最後に算数が嫌いな子に一番伝えたい事
長々と説明してきましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
最後に、むーみが一番伝えたい事を書きたいと思います。
それは、
「算数は足し算で出来ているから、難しくないんだよ!」
って事です。
勉強が苦手なのは、難しいと思い込んで自信を失っているからが殆どです。
わからなくなった所まで戻ってみること。
基本の部分で自分が弱い所を見つければ必ず解決できるはずです。
ただし、このような事をやるにはなかなか塾のような場所で対応してもらえるところは少ないです。
また、周りに友達の目があると恥ずかしい気持ちが本当のことが言えなくしてしまいます。
週に1回でもかまいません。
何とか1時間程度の時間を作って、自宅で勉強を見てあげて欲しいと思います。
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