勉強の苦手な子供にその理由を聞くと「わからないからつまらない」という答えが返ってせんか?
逆に、勉強が得意な子にその理由を聞くと「答えを解くのが楽しい」などの答えが返ってくるんです。
つまり、解き方がわかっている又は解き方を考える方法を知っているから楽しいんですよね。
では、例えば算数が好きになるにはどうしたら良いんでしょうか?
今回は、算数が嫌いな子が算数がわからるようになって好きになる方法について考えてみるよ~
算数が嫌いな子って結構多いよね。
少しでも、苦手感を無くしてあげると算数が楽しいって思えるようになるかもしれないから試してみてね。
どうして算数が嫌いなのか原因を探ろう
まずはお子さんに直接「どうして嫌いなのか」聞いてみよう
小学生に勉強が嫌いな理由を聞くと、『わからないから』という答えが返ってくるのが普通ですよね。
算数に限って考えてみると、算数が嫌いな子は算数がわからないんです。
そしてその殆どの子は計算が苦手なんですよ!
皆さんのお子さんはどうでしょうか?計算が苦手ではあありませんか?
その子によってつまづくところは違うのですが、引き算や割り算でつまづく子が多いような気がします。
通常学校では、足し算を教えてから引き算を教えますよね。
大人にしてみればどちらも同じような計算なので、初めて教える足し算には時間を使いますが、引き算では時間を短くして教えてしまいます。
ここで、自分の中で苦手感がついてしまうとこれを引きずって行ってしまうのではないかと思っています。
この「わからない感」が続いていけば当然算数が嫌いになっていくのです。
いつごろからわからないのか把握しよう
「うちの子は算数が苦手かも」とは小学校の低学年でも感じている親御さんが多いのではないでしょうか?
でも、低学年のところでは大きな問題に発展する事が少ない為、日常で発生している多くの問題などの対処を優先してしまいます。
ところが、子供の中では何も解決していないので、算数の苦手感がどんどん増していきます。
このことに、親が気付くことが多いのが分数を習っているあたりです。
分からないが積み重なった状態で難関である分数にぶつかると頭の中が混乱してしまうんでしょうね。
このように、今わからないことといつからわからないのかは一緒ではありません。
お子さんの話を聞いたり、過去の問題の正答率などから本当の問題点を把握するようにしてくださいね。
教え方は正しい? 分数を教えるから更に算数が嫌いになるんだよ
例えば、今子供がぶつかっている壁は「分数」だとします。
大抵の人は分数の解き方を教えるんじゃないでしょうか?
当たり前です。
これを通り越してきた大人なら簡単な問題ですからね。
先程もお話しましたが、子供自身は分数以前のところでつまづいています。
ですから、いくら分数を教えて貰っても、本当の意味では分かっていないのです。
仮に、教えた問題は解けたとしても、その問題だけで応用力に発展していきません。
「あれ?やっぱりわからない」「やっぱりダメなんだ」との感情が出て来てしまうと、更に算数が嫌いになって行ってしまいますよ。
上で把握した本当の問題点まで戻って教えてあげるのが正しい教え方なんですよ~
苦手感が増えてしまうと、もっと算数が嫌いになっちゃうよ。
わからないときは無理に教えないでね。
▼ 分数についての記事も参考にしてね ▼
ここまで出来れば、お子さんの算数嫌いの本当の原因にかなり近づいたんじゃないでしょうか。
次からは、足し算で算数が好きになる方法について紹介してきますね!
算数嫌いが算数が好きになる方法
多くの方は既におわかりかもしれませんが、算数の基本の一つは足し算なんです。
「うちの子は足し算と引き算ぐらいできるわ!」と思われる方も居るかもしれません。
そう言わずに、もう少しお付き合いくださいね。
とにかく、算数が嫌いだったら足し算を徹底的に鍛えてみてください。
その際のポイントは次のとおりです。
- 出来る事が大切なので簡単な計算からやってみよう
- 早く正確に解くのが大切
- 大人と勝負したりしてモチベーションを上げよう
- 自信を付けるのが重要なので難しすぎないように
とにかく、やる気を上げることと自信をつけることが最重要なので簡単な計算からやってみて下さい。
計算問題は市販のドリルなどを使うと良いと思いますよ。
▼ 簡単な計算問題で十分だよ ▼
また、わが家では算数の早解きを親子でやったりしているので、皆さんのご家庭でもやってみると面白いですよ。
▼ 算数に強くなるには早解きをやってみてね ▼
足し算に強くなると、算数が好きに近づいていくんですよ!
次からは、足し算に強くなると算数が好きになる理由について説明しますね。
足し算ができれば算数が好きになる理由
算数の基本は足し算です。
小学校で習う引き算・掛け算・割り算・分数は全て足し算で説明できるんです。
そう考えると「足し算に強い=算数がわかる」につながりますよね。
算数が嫌いなのは算数がわからないからですから、足し算に強くなれば算数が好きになっていく理由がわかると思います。
では、どうして分数などが足し算で説明できるのか紹介しますね。
引き算は足し算の逆だと頭ではわかっているけど。。。
「引き算足し算の逆なんだよ」と言われてもわからない子供って、意外と多いんです。
例えば次の問題があったとします。
8-2=6
子供が小さいうちには、「りんごが8個あって、2個食べたら幾つになる?」なんて聞きますよね。
逆に「りんごを2個食べて、6個残ってるんだけど幾つあったのかな?」と聞くとどうでしょうか?
言い方を変えると、足し算は引き算の逆の事が少し理解できるのではないでしょうか?
大人なら「移項」という言葉で済んじゃうんだけど、小学生にはわからないわよね。
掛け算は足し算を早くやるためにある
掛け算も足し算で説明できますよね。
8×2=16
「8が2つあったら16になるよね」こうやって教えると思います。
その通りです。
そこに、「8+8と同じだね」と教えてあげましょう。
少し大きい子供なら、「3×9は30-3と同じだね」と考えさせてみると掛け算に対しての理解が更に深まると思います。
掛け算って足し算と同じなのに、何故か難しく考えちゃうのよね~
▼ インド式掛け算も足し算で理解できるよ ▼
コメント