
小さいうちは遊ぶのが勉強だけど、不得意な事はしっかり教えておかないと大きくなってから取り返しがつかないよ。
私の娘は、鉄棒が苦手みたい。教えてみたから紹介するね。
段階別 前回りが出来るようになるまで
鉄棒に慣れる 鉄棒にぶら下がる
鉄棒を始めるにあたり、まずは鉄棒が楽しいものと感じさせる必要があります。自分から「やってみよう」と感じられるようになるのを待ちましょう。
また、始めのうちは鉄棒にぶら下がる程度でも前回りをする準備にはなります。
- 鉄棒の握り方を覚える
- 自分の体重を支える感覚を覚える
このような感覚を育みますから、焦らずじっくりと進めて行きましょう。
鉄棒に乗る つばめのポーズ
次の段階では、鉄棒に乗る事を覚えます。

腰のあたりに鉄棒が来るようにして、腕の力を主に使って体を鉄棒上で留まることを練習しましょう。
なお、鉄棒に乗っている姿がつばめに似ているのでつばめのポーズと呼んでいるみたいです。
小さな子にはわかり易い表現ですし、ワザの一つにも感じられるので是非使ってみてくださいね。
子供が「今日、つばめできたんだよー」などと喜んでくれれば、それが鉄棒が楽しいと感じるきっかけになるかもしれませんよ。
- 手を鉄棒から離さない事を覚える
- 楽に乗る事ができる鉄棒と体の位置を覚える
- 鉄棒の高さに慣れる
頭を下げる 洗濯物のポーズ
ここが難関になると思います。頭を下げていき、お腹の部分で鉄棒の力を感じてぶら下がる状態です。
これは洗濯物のポーズと呼んでいるそうですよ。

バランスを取りながら頭を下げる事が難しいところなので、ここで怖がってしまう事が多いと思います。
慣れるまでは、補助してあげると良いですよ。
恐怖心さえなければ簡単に出来る動作ですから、子供ならコツをつかむのは早いと思います。
ここで、あと少し回れば前回りの完成ですが、絶対に焦ってはいけません。
怖い思いをしてしまうとやる気が無くなってしまうので、洗濯物のポーズのみで終わる日があっても良いです。
洗濯物の状態で暫く留まっていられれば十分に能力が育まれていると思いますよ。
- 鉄棒でバランスを取りながら状態を下げる感覚を覚える
- 視界が逆さまになる感覚を覚える
ここでも、必ず鉄棒から手を離さない事を何度も教えましょう。危険な思いをこの時点でさせる必要はありません。
やる気を失わないように十分に配慮しましょう。
足を上げられれば前回りの完成
洗濯物のポーズが出来れば、前回り完成まであと少しですよ。
鉄棒を持った手を離さないようにして足を上の方へ伸ばすように動かせれば、自然に体が回ります。

慣れないうちは、地面にクッションなどが置いておければ足を痛めるなどのトラブルを防ぐことができるでしょう。
恐らく、一度前回りが出来るようになれば自信がついてすぐにコツを掴みます。
後は回数を重ねれば綺麗に前回りが出来るようになりますよ。
なお、鉄棒はやり方によっては危険なものです。
極端な話、一度落ちた方が危険な事が体験できるのですが、幼少期に危険な思いをさせない方が良いです。
しかし、慣れ始めたら下に置いたクッションを無くしてみましょう。
足を少しぶつけるなどの経験をさせておくと無理な動作をしたりしないようになりますよ。
この後に行う事になる逆上がりなどでも、危険な経験をする可能性はありますから、無理に危険を経験させて鉄棒が嫌いになることは避けましょうね。

大人にとっては前回りというワザだけだけど、段階を分けてひとつずつクリアして行かせるのもテクニックなんだよ。
子供自身も自信がつくから、やる気が出てくると思うよ。
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鉄棒の前回り まとめ
鉄棒の前回りは、できれば未就学児の段階で習得すべき項目です。
実際のところ、前回りの動きでは筋力による影響よりも体を動かすタイミングなど神経系の動きの影響が大きいんです。
神経や感覚系の能力は幼少期に育つと言われており、早い時期に多くの経験をさせておく方が有利ですよ。
大人にとっては簡単な鉄棒の前回りでも、小さな子供には様々な感覚を育てる動きになります。
個人差があり、すぐに出来てしまう子も居ますが、出来ない子でも時間をかければ必ず出来るようになります。
小さいうちに出来ない事を克服する経験は貴重なものとなります。
是非、前回りが出来るように親子で少しずつ頑張ってみると良いと思いますよ!
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