ポイント④ 答えを言わずに考えさせることが大切
4つ目のポイントは実際にわからない問題を教える場面での注意点です。
わからない問題を聞かれるとすぐに答えを教えてしまいがちですが、これは教える立場として間違った行動なんです。
ここでの注意点は次のような項目ですよ。
この注意点からは「なかなか答えを教えないのは時間の無駄」と思われるかもしれません。
そうなんです、子供に宿題を教えるのは本当は時間のかかる事なんです。
それでもこの方法を続けると成長して教える必要が無くなってきますので、是非根気よくやってみて下さいね。
それでは、ここでの注意点について簡単に説明してきますね~
わからない時は問題を数回か読ませよう
子供が問題を解けない原因の多くは、『問題の意味が理解できていない』ことです。
まずは、原因がこれなのか確認する為に、何度か声に出して問題を読ませるようにしましょう。
呼んでいるうちに意味が分かれば良いですし、わからないようなら問題の意味が分かっているのか聞いてみましょう。
もしそれでも意味が分かってないようであれば、それはそれで本当の原因を見つけられたと喜びましょう。
その時は、宿題と併せて国語の勉強に励んでみて下さいね。
▼ 国語力が足りないなって感じたら使ってみてね ▼
学校で習ったことなのか確認しよう
問題の意味が分かっていても解けないようであれば、同じような問題を授業で習ったのか確認してみましょう。
基本的には宿題では復習である場合が多いんです。
該当の教科書のページを見ながら自分で解けるように導いていきましょう。
途中で「授業中に聞いていなかった」などの様子も把握できるかもしれません。
全く授業を聞いていない場合や長期に休んでしまった時には「スタディサプリ」などの動画アプリ(有料)などを活用するのも方法の一つです。
私は高校生の長男の為に契約していますが、小学生向けのコースもあるみたいですよ。
間違いがあったら、間違いの数だけを言うなどの配慮を
全て問題が解けたら、完成したものを確認しましょう。
全てが合っているようなら何も言う事は無くなってしまいますが、たまには間違いもあるでしょう。
間違いを見つけた場合は、『一つ間違っているよ』などと教えてあげてください。
出来れば、お子さん自身で間違いを見つけ出す事が望ましいんです。
どうしてもわからないようなら間違いの個所を教えるようにしましょう。
この理由としては、自分が間違えた原因を少しでも自分で覚えて欲しいからです。
子供(大人も)はどうしても同じようなミスをしてしまいます。
それも個性とも言えますが、少しでもミスを減らせるように配慮したいですよね。
怒らずに答えが導き出せたら褒めてあげよう
『自分で出来る』『自分で出来た』という感覚と自信が大切なんです。
親が答えを直接教えない事で、自分で問題を解けた感覚が得られると思いますよ。
『自分で解けたね。凄いね』という言葉だけで子供は満足するんです。
また、その自信が付く事で次の問題も解いてみよう等のモチベーションに繋げる事が出来るのです。
わからなくても怒らずに地道に待ちましょう。
分からないのが当たり前⇒自分で解けた自信に繋がるように直接的な答えを教えないようにしましょうね。
これを繰り返す事で、「勉強が分からないからやらない」という思考を変化していくはずですよ。
よく答えを教えてしまって、宿題が終わった事を褒めてしまう親御さんを見かける事がありますが、この場合は単に答えが書けた事を褒めているだけでNGですよ。
▼ 小さい子にはできたねシールも有効だよ ▼
私は、褒める事を一番大切にしているよ。
わからない問題を自分で解けた時などは、しっかりと褒めてあげてね。
ポイント⑤ 見直しが出来るようにまとめよう
最後のポイントになりました。
5つめは「後で見直しが出来るように答えをまとめる」ことなんですよ。
宿題の答えが導き出せたら、その過程までしっかり残しておいて欲しいんです。
注意点を書いておきますね。
このポイントはその場の宿題を速く終わらせる効果はないのですが、繰り返すことで確実に学力が上がっていきます。
結果的に速く宿題が終わるようになるってことなんです。
それではこれらの注意点について説明しますね。
宿題は自分の為にするものだが自分だけ分ければ良いものではない
宿題は親の為にするものではありません。
また、先生の為でもありませんよね。
自分の知恵・知識の向上につなげるものです。
ですが、提出するノートやプリントが本人しかわからないように書いてあるようでは困ります。
最低限、他の人が見てわかる程度にはまとめるようにしましょう。
自分が読めるからと言って、字が汚いのも問題です。
他の人が読めるように丁寧に書くように教えましょうね。
▼ カラーペンも上手に活用してね ▼
間違ったところを残すことも必要なこと
できるだけ、間違った部分はそのまま残すようにしましょう。
後から見直した時に、「あっ、ここ前間違ったんだ」「いつもこういうの間違えるな」などと自分で認識し易くなると思います。
勉強は正しい答えを書いて残す事ではありません。
次に同じような事があったときに正しい答えを導き出す力や未知の問題に立ち向かう力を付けるためのものです。
目的を見失わないように注意しましょう。
ノートの作り方に正解は無いのですが、完璧にこだわり過ぎると何度も書き直したりして必要以上に時間がかかってしまいます。
完璧でない部分を残す事や、適度に楽をするテクニックも教えて良いと思います。
ただし、楽させるのは一番最後ですよ。
どうしても目の前の問題に正しい答えを書き込むのが目的になってしまうよね。
間違った答えにもちゃんと意味があるから、大切にしようね。
▼▼▼ 併せて読んでみてね ▼▼▼
宿題を見る時のポイント まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、自宅でお子さんの宿題を見る時のポイントを紹介してみました。
忙しい毎日の中ではなかなか全ての事に気を配るのは難しいかもしれません。
一つでも取り入れて頂き、毎日の学習の効率を上げて貰えたら嬉しいです。
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