
納豆を食べると頭が良くなるってよく聞くよね。
でも、本当にそうなのかしら?
今回は、このことについてチョット考えてみようかな。
メディアでは納豆で頭が良くなると紹介されている
ひと昔前は、「納豆を食べると頭が良くなる」と多数のメディアで紹介されていました。でも、最近はあまり聞かない気がします。結局は一過性のもので、劇的な効果があるわけでは無いのだと思います。
ちなみに、納豆で頭が良くなると言われるのは、納豆に含まれるレシチンという物質に原因があるようです。このレシチンをいう物質は脳細胞膜の重要な構成物質らしいです。これを摂取する事で脳細胞膜が生き生きとし、記憶力、集中力、学習能力、思考能力など、脳の神経活動の活発化が期待できるそうです。また、痴呆症に対しても効果が期待できるようです。
これらの効果はいろいろな研究を基に検証しているのでしょうから、間違っているとは言いませんが、「納豆=頭がよくなる」と言うのは早計ではないでしょうか。

納豆には多くの栄養素があって、それらが細胞の働きを助けてくれるのは納得できる話ね。
でも、それと納豆でなければいけないのは別の話よね。
私の子供達は納豆を殆ど食べないよ
実は、私の子供達は殆ど納豆を食べません。一番上の子が最も食べる回数が少ないのですが、1カ月に1度も食べないと思いますね。
給食でもあまり納豆が出る事は聞きませんので、家以外で食べている事もありません。
つまり、納豆とオール⑤はあまり関係ないのかもしれませんよ。
レシチンは他の食物からも取れる
だからといって、納豆に含まれるレシチンと「頭が良くなる」ことの関連がないとは言えません。
レシチンと言う物質は納豆以外でも含まれています。最も有名なのは卵黄ですが、他にも大豆製品、魚、ゴマなどにも含まれます。
皆が良く口にするものに含まれているので、比較的摂取するのは容易なんだと思います。

レシチンっていう栄養素が必要なこともわかったけど、納豆だけに含まれるものではないのよね。卵や豆腐は頻繁に食べているからそれから摂取できるわよね。
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納豆が嫌いでも大丈夫
大豆製品は他にも沢山ある
納豆以外にも、大豆を利用した食品は沢山あります。代表的なものとしては、豆腐と味噌ではないでしょうか。殆どの家庭では、みそ汁が食卓に上がると思いますし、その中に豆腐が入っているかもしれません。また、夏場は冷奴、冬場は湯豆腐などの鍋物で豆腐の利用回数も多くなりますから、どうしても納豆で大豆を摂取しなければいけない環境ではないと思います。
発酵食品は腸内環境を整える
納豆に含まれる納豆菌は、腸内環境を整える効果もあるそうです。腸内環境が良くなると体調も良くなりますから、学力の向上に繋がりそうな気がします。
では、やっぱり納豆を食べなければいけないのでは?
確かに、納豆が食べられる方は食べた方が良いでしょう。でも、嫌いな人に無理やり食べさせる必要は感じません。腸内環境を整える事が目的なら、同様に発酵食品であるヨーグルトやキムチを代わりに食べれば良いと思います。こちらは乳酸菌の為、全く同じ効果ではないと思いますが、そもそも腸内の細菌は非常に複雑なバランスのものです。何か一つの食品を摂取して大きくバランスが変わるものでもないのです。

腸内環境を整えてくれる事が頭が良くなる基礎を作ってくれるのは納得できるわ。
乳酸菌や食物繊維などで腸内環境を整える事が出来るから、それを利用すれば大丈夫よね。
納豆と頭の良さ まとめ
今回は、納豆と頭の良さについて考えてみました。
そもそも、納豆を食べると頭が良くなるということ自体にしっかりとしたデータがあるのかあいまいです。確かに納豆は栄養価の高い食品で、栄養補給の面で有利であることは間違いないでしょう。
しかしながら、それは他の食品でも十分可能です。納豆が嫌いな子に無理に納豆を食べさせるのではなく、他の食品で栄養バランスを補ってあげるのが良いと思いますよ。
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