歯磨きと学力との関係

その他

歯磨きと虫歯について

親の係わりと虫歯の数は関係している

貧困や虐待と虫歯の数が関係している事は、多くの報道で知られていることですよね。

その一つに、新潟大学での調査があり、【虐待を受けて新潟県内の施設に一時的に保護された子どもの歯を調べたところ、ほとんどの子どもに虫歯があったうえ、半数近くが、一度も治療を受けていないこと】がわかったそうです。

ちょっと極端な例ですが、親の係わりが無いと虫歯の数にも影響が出てくる事がわかると思います。

実は、一般的には虫歯の児童数は減っているのです。

下は平成30年度の学校保健統計からのデータです。

昭和50年程度をピークに全年齢で減少している傾向がみられます。

虫歯が減る環境は整っていますから、お子さんが虫歯になってしまった時は何か問題を抱えている可能性が多いと思って良いのだと思います。

歯磨きは習慣付けの一つ

日々の生活や勉強は習慣付けする事が大切であり、それが一番難しいです。

必要に駆られて最終的に動くのでは、やっぱり身に付きにくいのです。

歯磨きは特に顕著に表れるものの一つです。

例えば、歯磨きを一回忘れただけでは虫歯に発展する事はありません。

ですから、「また忘れたけどいいや」「今度しよう」などとの考えになりがちです。

歯磨きが習慣化できないのに、もっと習慣化が難しい勉強が習慣になるとは到底思えません

むーみ
むーみ

近年は虫歯になる児童の割合は減っているんだって。歯磨きの習慣が広まった事が要因の一つじゃないかしら。

正しい歯磨きの仕方は?

  • 体に合ったサイズの歯ブラシを使う
  • 軽い力で磨く
  • 細かく小刻みに動かす
  • 磨く順番を決めておく
  • 小さいうちは仕上げ磨きをしてあげる
むーみ
むーみ

小さいうちは、1回/日でも良いから仕上げ磨きをしてあげてね。

朝は自分で磨かせて、夜は仕上げ磨きなど決めてしまった方が習慣付けには有利かもしれないよ。

なぜ歯磨きと学力が関係しているのか?

親の係わりが学力を育む

上記で紹介したように、親の係わりと虫歯の数には関係があります。

同じように学力と親の係わりとも関係性があるのです。

日常生活の一つである歯磨きすら親が係わらないのに、学習の時だけ係わるとも思えません。

仮に、学習の時だけ係わっても実は効果は薄いのです。

子供達は日常生活の中の不思議などから常に学習しています。

そのチャンスを上手に生かす事が親の係わりなのです。

極端な話、机に向かう学習は学校や塾で教わる事ができるので家では必要ないのです。

日常生活での親の係わりから、会話が生まれる。

会話の中で疑問が出てそれに答える。

そんなことが学力を育てます。

毎日歯磨きをしてあげる事や、「歯磨き忘れていない?」という声かけが大切な事なのです。

虫歯で痛みがあれば集中力も下がる

わかっていても、つい気を配る事ができずに子供が虫歯になってしまうこともあるでしょう。

早いタイミングで見つかれば良いですが、痛みが出るほど虫歯が進行してしまっては大変です。

痛みで集中できませんから、当然学校の授業も頭に入ってきません

ですから、学力が落ちる原因ともなります。

また、痛みに耐える時間や治療の時間は本来なら他の事に使う事が出来た時間です。

時間のロスも非常にもったいないものだと思います。

生活に乱れがあれば友人関係にも影響がある

虫歯だらけの子と仲良くなりたい子はどれくらいいるでしょうか?

あまり多くはないでしょう。

生活の乱れは、友人関係にも歪を作ります

これまで仲が良かった友達も離れていくかもしれません。このような事が起きると当然心配になったりストレスを感じたりするはずです。

勉強に集中する事も難しくなってきますから、学力は落ちる傾向になります。

授業で少しわからなかったことなども気軽に聞く事も出来なくなるかもしれません。

その時に解決しておけば身に付いた知識も、わからないまま時間が経って忘れてしまえば何も残りません。

良好な友人関係を維持することも学力と関係しているのです。

むーみ
むーみ

痛いとか悩みとかあれば当然勉強に集中できないよね。そのような環境に陥る事を防ぐのも親の大切な役目だよね。

生活の乱れを正す事で防げることも沢山あるから考えてみてね。

歯磨きと学力 まとめ

今回は、歯磨きと学力の関係について考えてみました。

単純に、歯を磨いたから頭が良くなるという関係性ではありませんが、歯磨きに手を掛けた結果は必ず現れます

その一部が学力となって現れるのだと思っています。

歯磨きの主目的は健康な体を育み維持する事です。

これだけでも、本当に重要なことです。

学力の基盤である健康な体を育てるために、毎日の歯磨きに少し気を遣って頂けたら幸いです。

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